注目のジルコニウム
結婚指輪と聞いて多くの人が想像するのは、白く輝くプラチナでできた指輪でしょう。全体的にシンプルでありながらも力強く、2人の行く先を照らしてくれる光となる存在です。
ただ最近は、プラチナ以外の素材で作られた結婚指輪も増えてきました。
中でも注目されている素材が、ジルコニウムと呼ばれるものです。ジルコニウムは化学的な処理を施すことにより、鮮やかに発色。個性的な結婚指輪がゲットできると、大変な話題になっているのです。
ジルコニウムは日常生活で馴染みのある素材
「ジルコニウム」は聞きなれない言葉ではありますが、実は日常生活を送る上で最も身近な存在と言えるでしょう。プラチナよりも、触れている機会は多いはずです。身近なものでいえば、付け歯でしょう。包丁や鋏にも、ジルコニウムが使われているものもあります。また精密機械でも、ジルコニウムの存在は欠かせません。
ジルコニウムとは、レアメタルの一種です。ジルコニウムが採掘される国は、主にオーストラリアと中国。見た目はシルバーに近いです。
美しい発色の秘密
ジルコニウムの結婚指輪で最大の特徴と言えば、美しい発色でしょう。色は指輪にペイントをしているのではなく、ジルコニウムそものが色を出しています。
ジルコニウムに化学反応を起こすと、特殊な膜(酸化皮膜)が作られます。酸化皮膜は、素材にダメージが起きないようにするために貼られた膜のこと。しかし酸化皮膜そのものが、色を出しているわけではありません。そもそも無色透明なものになるため、色を出したくても出せないのです。
色の正体は薄膜干渉
ジルコニウムの色は、薄膜干渉(はくまくかんしょう)によってつくられています。詳しく書いてしまうと難しくなるので、簡単に説明します。
人間の目に入る「色」は、光によって生み出されるものです。光を調整するものが、レンズになります。レンズがわりとなるのが、酸化皮膜になります。光が皮膜に反射することにより、様々な色を出しているということになります。「光とレンズ(酸化皮膜)の干渉によって生み出されたカラー」と抑えておけば、問題はないでしょう。