結婚指輪にシルバーを使っても良いのかどうか?

シルバー・ブレット

人間に迫る吸血鬼。絶体絶命の中で、銀の銃弾が込められた銃の引き金を引く人間。銀の弾丸は吸血鬼に見事命中し、果てることになりました。
吸血鬼の話は創作ではありますが、銀の銃弾に関しては本物。さすがに銀の銃弾が込められた銃を手にするのは、今の日本では不可能に近いことです。でも銀の銃弾を模したお守りならば、実在しております。銀は元々殺菌作用が高く、毒物に反応する性質があります。病気を遠ざけてくれる働きがあることから、昔から重宝されてきました。

シルバーはお守りとして最適だけど…

結婚指輪をお守りとして使うのなら、シルバーほど最適な素材はないというもの。しかしジュエリーブランドのラインナップを見てみると、シルバーを使った結婚指輪はほとんど見当たりませんでした。
シルバーの結婚指輪の取扱がない理由は、ブランドによりけりです。ただ考えられる理由としては、素材として向いていないからでしょう。シルバーは大変傷みやすい素材で、空気に触れるだけでもダメージもの。一生涯使う結婚指輪で起用するのは、無理があります。

シルバーの結婚指輪

シルバーの結婚指輪が、この世に全く存在していないという訳ではありません。世界は広いもので、取り扱っているお店もございます。値段も安く、5万円台からの購入も可能。数千円台で購入できる場合もあるのです。
結婚指輪以外の用途で生み出されたシルバーの指輪を「結婚指輪」として使うのも、ありです。そもそも結婚指輪は、他の誰でもない2人だけのもの。夫婦が納得しているのなら、シルバーだろうがなんだろうが自由なのです。

シルバーの結婚指輪を持つにあたり

ただ気をつけていただきたいのは、メッキの存在。残念なことにシルバーの上に、プラチナ色のメッキを施している指輪も少なくないのです。プラチナの色がギラギラし過ぎている場合は、注意が必要です。
またプラチナ以上にお手入れを念入りにしなければ、すぐに駄目になってしまいます。一生に一度の結婚指輪だからこそ、愛情を込めてしっかりとメンテナンスを施してあげて下さい。